頻尿
2008/3/13

頻尿である。

年を取れば、前立腺肥大とやらで、誰でもなるもののように聞いてはいた。しかし、やはり辛いので、医者に相談した。

エコー検査とかいうものをやったが、その時検査してくれた女医(技師?)さんは、「これで頻尿ですか?」と意外そうに言う。

前立腺肥大はさほどではないと言うことなのだろうか。

ともあれ、頻尿である。冬などは、10分持たないのではないかと言うほど頻繁に手洗いに行く。夜は明け方1回だけ。

頻尿の人は夜もかなり何回も小用に起きるらしい。その意味では小生のは少々事情が違うように見える。

ある時テレビで、尿が漏れる病気と、膀胱が原因不明で縮むという病気があるという説明をしていた。どうも後者が小生の症状ではないかと思われる。

以来、行きつけの病院の泌尿器科に定期的に通い、薬をもらっている。2種類、毎3食後飲んでいるが、あまり効果があるように思えない。

毎食後というのは、それまで朝夕だったが、あまり変化がないと訴えたことに対し、増やされたもの。

従って、外出時は、いろいろ困ることが起きるので、1年くらい前から、漏れ対策のおしめをしている。それ専用のものがあるのだが、なかなか専用のものが見つからずカミさんは、「同じよ」と言って、女性用のものを買ってくる。

人に見せる訳ではないからこちらも気にせず使っている。

ある時、下着から外すのを忘れて、洗濯物入れに入れてしまった。カミさんはそれと知らず、水につけた。

カミさんが翌朝「これ見て」となにやら目の前に突き出す。白くて丸い棒のようなもの、フィッシュソーセージを白くした感じ。

「ちゃんと下着から外して、捨てておかないからこうなるのよ」と怒っている。

しかし、この白いフィッシュソーセージを見て、大いに安心した。あれだけの量の水を吸収するのだ。多少漏れたって心配することはないと言うことだ。

昨年暮れ、肘を骨折して入院した際、入院している間は、全く頻尿の症状が無くなった。暖房が効いているからであろうが、あれほど長時間小用に経たないで済んだのは意外であった。

夏になれば、暖かくなり、入院したときのように、頻尿が無くなるかと期待したが、そうはならない。冬ほどではないにしても、やはり回数は多いのである。一体何が違うのだろう。


旅行に行ったときが一番困る。ある時間毎に手洗いが見つかるようでないと甚だ苦労するのである。

 世界遺産雲の古道を歩いたときは、遂に画面出来ず、カミさんを見張りに立たせて、熊野の神々に、許しを請いつつ、大樹の根元の肥やしを施した。