50年振りの同期会後
2007/3/31

50年振りの同期会に出て、何日か経って、あるはがきが届いた。当日、会に参加してくださった、小学校6年の時の隣の組の先生だった方からである。

宴会場で、幹事から先生の出席と紹介があったとき、何とはなし、あの先生ではないかと感じたのだが、何分にも55年振りのご対面、しかも、紹介されたお名前が、小生と同姓であったことに驚き、同姓であったという記憶が全くないので別の人かと思っていた。

しかし、矢張り小学校6年の時の別の組の先々だと聞き、あの先生ではないかと、声を掛けてみた。

小学校6年で、間もなく卒業式と言うとき、6年の組対抗で、演芸会が行われた、自分たちの組が何をやったのかは全く覚えていない。

ただ、小生が記憶するこの先生の組だけが、劇か何かの演技の後、全員でその組の歌を歌ったのである。それがとても新鮮で、感動した。その先生が作詞・作曲されたものと思っていた。

歌詞など当然覚えていない、しかし歌の最後の一説だけ、鮮明に覚えているのである。

宴会の席で、先生にこの思い出をお話ししたのである。

しかし先生は、そのことを定かに覚えていない様子で、「そうでしたか」と言われたのみであった。矢張り、この先生ではなかったかと思い、それきりこのことは忘れていた。

先生のはがきはこれについて想い出したことを語るものであった。

遠いところを参加下さり有り難うございました。お話しいただいた6年4組組歌『我らが四組』作詞ES(この先生)作曲IR。忘れていた6年の文集を探し出し、発見しました。本当に有り難うございました。遠い昔に返り文集を見ています。6年4組の恩人です。」

とあった。

やはりあの先生だったのだ。

とても嬉しい気分になった。



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