くじ運
2006/10/7

くじ運は悪いと、数十年ずっと思いこんで来た。そんな人間がいくら買ってみても宝くじなど当たる訳がないと思いつつ、「買わなければ絶対にあたらないのだから...」と、気が向くと宝くじを買っている。結果が分かる都度、「やっぱりな!」と思う。

 宝くじ程確率の良くないものでなくとも、およそくじに当たった記憶がない。そんな身が、先日ちょっとした抽選に当たった。

我が市と、米国カリフォルニア州のある都市との姉妹提携20周年を記念する行事があり、米国側から、大学生・高校生のジャズバンドが親善訪問でやってきた。あるホテルで、彼らと我が町の熟年バンドが交歓演奏するジャズとカリフォルニアワインを楽しむパーティーが開かれた。

パーティーが終了する時点で、おそらくあちらの都市からの贈り物であったのであろうカリフォルニアワインが売れ残ったらしく、残りを抽選でプレゼントすると言うことになった。

普通であれば、「くじ運が悪いのだから...」と端から期待しないのだが、このときはどういう訳か、「今日は当たると思いこんでみよう」という気持ちになった。

いわゆるテレパシーで「当たる気がする」というのではなく、「当たると信じるぞ!」というかなり積極的な気持ちになったのである。

しかし、何本かのあたりが発表される中、小生の持っている番号はなかなか呼ばれない、ちらっと、「やっぱりかなぁ」という気が起きたが、「いや、今日は、当たるんだ」と気を取り直した途端、小生の番号が呼ばれた。

こんな経験は初めて故大変嬉しくなった。うきうきと、ワインを1本持って、我が家へ急いだ。途中、転んで瓶を割ったりしないようにと、うきうき且つ、慎重に家まで戻って、カミさんに報告した。

このワイン、未だ飲んでないが、きっと美味いだろうと思う。

やはり、「俺はくじ運が悪い」とネクラな発想をするより、「当たるぞ!」ネアカに発想する方がよいのかも知れないと感じた。

これからは、その姿勢で対処してみようと、ネアカに発想している。