“Stupid White Man”と題する英文書籍を読んだ。
2006/1/9

2000年の米国大統領選挙をインチキだと言い、ブッシュは米国大統領として不適であると論をはる本だが、驚くようなことが一杯書いてある。


現米国大統領ブッシュの醜聞とも言うべきことが書き連ねられている。こんなこと書かれて、名誉毀損で訴えられないかと思うが、そんな気配がないのは、本当だからなのか、ばかばかしいと相手にしてないのか。

   「アフリカが大陸なのか国なのか知らない大統領」

   「大人のレベルで文字を読むことができず、書類はお付きの人が読んで聞かせる」

   「親父の金で事業をやり何度も失敗、都度親父から新たな事業をもらっていた」

など、まさか!と思うようなことがごまんと書いてある。「これが本当なら...」と、不安にもなる。アメリカの現状についても、気味の悪い話が出てくる。

「誤審で死刑囚となり処刑される人間がいくらもいる」

「間違い情報で、麻薬販売者と間違われた夫婦が、警察の急襲で射殺された」

「19件のハイジャックの内、少なくとも15件は、サウヂアラビア人によるものである。にもかかわらず、ブッシュは、アフガニスタンを攻撃した。これは間違いではないのか。それともサウジは、ブッシュ家かが深く関わる石油事業との関連が強いサウジを攻める訳にいかないのか。」

「オサマ ビン ラディンは、ブッシュ家の事業に投資している」

などなど、何か薄ら寒い話である。
 
この本が、初版何万部かを印刷した後、出版社が発行を取りやめた話、それから、ボランティア団体が騒ぎ出し発行に至る話も興味深い。

読み終わっての印象は、「アメリカならではの話」「アメリカの政治も相当に汚い」「でたらめを書いている訳ではなさそうだ。かなりホントのことがありそうだ」である。
 
日本語訳がでているかと探したらやはりでている。「アホで、間抜けなアメリカ白人」と題してある。
 
この本があまり日に本で騒がれているように見えないのはどうしてなのだろう?
 
因みに、著者は、有色人種ではない。白人である。