ニッパラ[日原]
2006/9/4

あるボランティア団体の緑のボランティアなる活動に参加し、奥多摩のニッパラ(日原)に行ってきた。

もうすぐ、山梨あるいは、秩父というところで、東京とは思えない自然に驚いた。日原がニッパラと読むのも始めて知った。

我が家から3時間余かかって、奥多摩町に着いた。電車の中で、多くのハイキング目的らしい乗客を見かけた。奥多摩には、沢山のハイキングコースがあり、東京に近いだけに、休日となると沢山の人が出掛けるようだ。

奥多摩駅からバスで、日原に行く。途中深い渓谷を見ながらバスが走る。なかなかの景観である。

日原に着いて、多摩緑復活プロジェクトというボランティアグループ方々の説明と案内を得て、まず、栃の実採集に行く、森の獣道のような所を沢に下り集めた。

昼食で、巨樹の会という団体を主宰する画家平尾忠夫さんの話を聞く。現在77歳、巨樹の絵を3000枚まで描くというのをライフワークにしている方である。前立腺癌を克服し、現在2300枚を超えたとのこと。

巨樹を描くためには山に登らなければならない。現在も登っているという凄い方である。この方の先導で、午後は、水楢の実を集めるためのネット張りに出掛ける。

大きな水楢の木の下にネットを張るのである。結構急な斜面を登り作業するので体のバランスが取りにくい。何回も滑って転んだ。

ネットを張るのは、鹿が実を食べるのを防ぐためだそうだ。大した仕事もしないのに、結構疲れて家に戻ったたが、万歩計を見るとこの一日で、11500程度でしかない。

この程度で疲れるようでは、11月に行く予定の屋久島での散策は余りきついヤツには参加できないなと感じた。

ともあれ、身近な所に未だ行ってない景勝地がたくさんあるということを改めて認識した。
時差呆けに悩まされる海外旅行より、そろそろ国内旅行を重点にすべきかなと感じた一日であった。