ブルーチーズ
2006/10/12
スティルトン[Wikipedia]
青カビの生えたチーズがある。文字通り、ブルーチーズという。
最初のこれを食べたのは、サラリーマンになって間もない頃、仕事を終え行ったビアホールで、一緒だった先輩が注文したのを食べさせてもらったときである。
カビ臭く、しょっぱいなというのが印象であった。余り美味いは思わなかった。何回か試している内、舌が馴染んできたようだ。
デパートで、それらしいものを見つけては買ってきたり、海外旅行で空港の土産店で見つけては買ってきていたが、なかなか気に入ったものに当たることがなかった。
そのうち、世界三大ブルーチーズと呼ばれるチーズがあると知り、それらを買って食べ比べている内、自分の好みのものは、ゴルゴンゾーラ
ピカンテと呼ばれるものだと分かった。
ゴルゴンゾーラは、イタリアのもので、三大チーズといわれるものには、他に、フランスのロックフォール、そしてイギリスのスティルトンというのがある。
ゴルゴンゾーラピカンテが好みといったが、ロックフォールやスティルトンをそれほど食べたことがある訳ではない。ことに、イギリスのスティルトンは、一時、例のBSE騒ぎで、ロンドンの空港でも売っていなかったし、デパートでも余り見かけない。従って、どんな味だったかは記憶に残ってない。
ゴルゴンゾーラ以外のブルーチーズを買ってしまい食べたあと、「どうもひとつ違うんだよな」と思い、ゴルゴンゾーラを口にすると、「ああ、これだ!」と思うようになったのである。
カビの臭いと、辛みがないと物足りないのである。
先日、カミさんが、ゴルゴンゾーラと一緒にオーストリア産ブルーチーズを買ってきたが、これも、悪くなかった。
ブルーチーズではないが、これは美味いと思ったものに、オーストラリア産のチーズがある。
芥子の実で真っ黒に包んだチーズで、チーズそのものは、カマンベールのような食感だが、中に乾燥果実の断片を含んでいるもので、果実の甘みが楽しい。
酒のつまみにもってこいの感じだが、おやつでも良いような気がする。
何という名前のチーズか分からないが、もう一度是非買い求めて見たいと思う。
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