DVDソフト
2006/7/22

DVDドライブの付いているパソコンを持ちながら、DVDソフトを観たことがなかった。何かもったいない気になり、パソコンショップに行く都度、手っ取り早いのは映画と思い、あれこれ眺めるのだが、あまりにソフトの数が多く、しかも値段の幅が広く、これと言ったものを決めかねていた。

          

映画に詳しい友人に会う機会があり、助言を求めたら、「500円のソフトからある。古いものが多いが、それほど絵は悪くない。そのあたりから手を付けてみてはどうか」といわれた。

たまたま、津田沼の丸善に立ち寄ったら、500円のDVD映画ソフトがあったので、二つほど求めてみた。「船乗りシンドバッドの冒険」と「百万長者と結婚する方法」である。

「船乗りシンドバッドの冒険」は1946年、後者は、1953年の作品である。つまり、前者は、小学校入学の年、後者は、中学2年の時の作品ということになる。

後者の題名は、マリリンモンローが主演したもの故名前を覚えていたが見た覚えはない。前者は、題名は聞いた気もするが、観た覚えはない。

シンドバッド役が、ダグラス・フェアバンクス・ジュニアとなっているが、この名前も覚えがない。モーリン・オハラとアンソニー・クインがでているがこの二人の名前は覚えているし、映画も幾つか観た記憶がある。

シンドバッドの方は、現代の映画の感覚からすると、アクションも偉くおとなしいものに思えるし、終わり方も、昔風のめでたしめでたしと言う終わり方で、型どおりの古めかしいものではある。特殊撮影も、いささか、稚拙な感を否めない。しかし、文句なし楽しめる。

「百万長者と結婚する方法」も話の筋立ては単純で、昨今の映画のような凝った構成ではない。しかし、素直に楽しめる。自動車は昔懐かしい型式で、あのころは皆こういう車だったかと改めて時の流れを感じるし、飛行機もプロペラ機である。

パソコンで映画、と言うのを始めて体験したのだが、友人の言う「絵もそれほど悪くない」というのは納得できた。しかし、何か鮮明さに欠ける感があるのは、パソコンの動画再生機能が十分でないのか、DVDソフトの映像そのものが鮮明でないのか分からないが、もう一つという気がする。

Windows Media Playerで観たのだが、もう少し画面が大きくなっても良いと思う。折角の20インチモニターが生かされない。別なソフトで観れば大きくなるのだろうか。

映画を家庭のテレビ直接通信で配信する機器を開発した人が書いた本に、パソコンは映画を観る機械ではないとあったが、そう悪いものではないというのが実感である。

500円と言う値段なら、また買ってみようと思う。