二日間、好転にも恵まれ素晴らしい旅行が出来た。
素晴らしい旅行となったのは、天候の所為ではない。
TJ氏夫妻が2日間ずっと、我々と一緒に行動してくれ、宿にも同宿してくれ、車で観光スポットを自ら案内して下さったことが最大の理由である。
まるでハイヤーを雇い観光旅行をしたかの思いである。
しかも、観光スポットについてあれこれ事前に調査され、それを現場で解説するガイドの役割まで努めてくれた。
多分このような贅沢な旅行はもう2度とないであろう。
その友情に絶大な感謝の意を表したい。
2019年以来四年振りに那須に旅行した。2019年の旅行では或るボランティア団体で一緒に活動をしたTJ氏が、仕事を引退後那須に転居されされており、その方の案内で那須を廻った。
コロナ禍で、旅行を控えていたが、その方からまた遊びに来いと度々誘われていたこともあり出掛けた。
那須には何回も旅行しており、もうあまり見るところもないような気になっていたのだが、またまたTJ氏にあちらこちらと案内してもらい、那須の知見を新たにした。
11:20 那須塩原駅到着。TJ氏夫人が改札出口に迎えてくれた。そのまま、TJ氏の運転する車に乗り、旅行開始。
氏の話では、最近那須に移住する人が多く、家屋の新築が多く見られるという。確かに、新築の家屋や、建築中の家屋が道路沿いにあちこち見られる。移住者に市から補助もあるとのこと
ドライブを続け板室温泉に向かう。或るそば店で昼食をしようという。
板室は、両親健在の頃、我々夫婦が長期旅行をする際に、湯治宿に両親を預けるのを慣行にしていたところ。
コロナ禍が一息つき、リバウンドとやらで外国人観光客を含め旅行が回復しはじめているようだが、温泉宿は、あまり回復が順調ではない模様。閑散としており、休館しているホテルが目立つ。
観光地につきもののお土産店や、休憩所も閉まっているものが多い。
昼食のそば店は、席順を待つ人がおり、TJ夫人が、席を待つことを引き受けられ、我々3人は氏の案内で、「乙女の滝」を観光。
そば店で昼食後、那須へ向かってドライブ。「南が丘牧場」を観光。アイスクリームを食べたり、牧場内を散策。
夕刻早く、氏が手配してくれた宿に到着。元は民宿だったらしいが、現在は日本式旅館。何と、TJ氏ご夫妻も泊まるという。
早速、TJ氏の部屋で、飲みましょうとなる。TJ氏が、「吟の舞」なる銘酒を準備してくれていた。この「吟の舞」なる銘酒について、TJ氏が、あれこれと解説してくれた。
通常、酒蔵と銘柄は1対1の対応だが、「吟の舞」はいくつもの酒蔵の共同銘柄であり、同じ銘柄ながら、酒蔵によって、微妙に味が違うらしい。
なかなかの美酒であった。
夕食は、美味かったが、我が身には如何にも量が多すぎた。
食後再び、TJ氏の部屋に集まり、残りの「吟の舞」を飲みながら歓談。
歓談の中で、那須のあれこれの史跡や観光スポットに就いて集められた資料を見せてもらう。資料の内容の濃さに驚き感心する。それを使いながらの氏の知見に改めて感心する
「吟の舞」の賞味も終わり、改めて温泉を楽しんだ後 就寝。
TJ氏の車で、先ず、茶臼岳ロープウェイへ。那須には何度も来たが、一度もロープウェイには乗ったことがなかった。天気も良く最高の観光となった。
終点の山頂駅から、茶臼岳頂上までの登山が可能だが、現在の我が脚力ではとても頂上まで登れる自信はない。途中で引き返す。脚力があるうち来ておくべきだったと悔やむ。
続いて那須市街へドライブ。途中、紅葉を楽しむ。
「駒止の滝観望台」に寄り、対岸から駒止の滝を眺める。4年前にも立ち寄ったところだが、なかなかの美景である。
黒磯駅に立寄り、東北新幹線開通で使われることがなくなった、皇室専用駅出入り口を見る。
次いで、那須ワイン 渡邊葡萄園醸造を見学。130年の歴史を持つ国内でも数少ないブドウ園をもつワイナリーだそうだ。工場を見学するのではなく販売所に立ち寄るだけの観光。手の出しにくい高級ワインがあれこれと並ぶ。
次いで、乃木神社に立ち寄る。乃木神社への一直線の参道に見惚れる。
乃木神社は、日清・日露戦争に関わった将軍乃木希典をまつる神社。乃木総軍は晩年那須に別邸を構えたが、その別邸の近くに彼の殉死後建立された神社。
次いで、乃木別邸を見学する。別邸へ繋がる林道が素晴らしい。
この後、TJ氏行きつけらしいレストランで昼食。TJ夫人以外がワインを飲みながらの昼食。
昼食で、ワインを飲んだので、夫人の運転に代わり那須塩原駅に送ってもらい、帰途に着く。
二日間、好転にも恵まれ素晴らしい旅行が出来た。
素晴らしい旅行となったのは、天候の所為ではない。
TJ氏夫妻が2日間ずっと、我々と一緒に行動してくれ、宿にも同宿してくれ、車で観光スポットを自ら案内して下さったことが最大の理由である。
まるでハイヤーを雇い観光旅行をしたかの思いである。
しかも、観光スポットについてあれこれ事前に調査され、それを現場で解説するガイドの役割まで努めてくれた。
多分このような贅沢な旅行はもう2度とないであろう。
その友情に絶大な感謝の意を表したい。