表題

(2)寄港地

ノーサン

横浜・神戸を出航した後の寄港地は、次のとおりです。厦門(中国)、シンガポール、ポートルイス(モーリシャス)、レユニオン島(仏領)、エホハラ(マダガスカル)、ポートエリザベス(南アフリカ)、ケープタウン(南アフリカ)、ウォルビスベイ(ナミビア)、リオデジャネイロ(ブラジル)、モンテビデオ(ウルグァイ)、ブエノスアイレス(アルゼンチン),ウシュアイア(アルゼンチン)、バルパライソ(チリ)、イースター島(チリ)、パペーテ(タヒチ)、ボラボラ島(タヒチ)、アピア(サモア)。

印象的だった寄港地とオーバーランドツアーについて記します。

  1. エホハラ(マダガスカル)

    バオバブ街道の夕日 1/18下船後、空路ムルンダバへ到着後オンボロバスでバオバブ街道へ、大勢の子供たちがダンスで歓迎してくれた。みんな裸足でとても貧しい国です。バオバブの樹と夕陽が大変きれいでした。

    >街一番のホテル(ロッジ)に宿泊し、翌日帰船しましたが夕方からひどい下痢に襲われました。マダガスカルへ観光に行った人のほとんどが下痢で医務室は大賑わいでした。強力な下痢止め薬をもらって飲むも一週間も続いて往生しました。無菌状態にある日本人は、抵抗力がありません。

  2. ポートエリザベス→ケープタウン(南アフリカ)

    1/23 ポートエリザベス近郊のスコーシア動物保護区で四輪駆動車に乗ってサファリ体験をしました。

    ビッグファイブ(ライオン、サイ、象、バッファロー、豹)のうち豹は見られませんでしたが色々な動物に出会うことができました。しかし、いまいち野性味に欠け、まるで飼われているようでした。

    ビクトリアの滝翌日、空路ビクトリアの滝へ行きホテルに泊まり、1/25ビクトリアの滝を観光しました。ザンビアとジンバブエの国境に位置するこの滝の水量は、三大瀑布の中でも随一だとか。

    滝の周辺を歩き上から覗き込むように見るのですが、イグアスの滝やナイヤガラの滝のように直ぐ近くまで行けないためやや迫力に欠ける気がしました。

    それで、滝を上空から観るヘリコプター遊覧(12~13分で2万円)をしましたが、喜望峰記念のUSBメモリーは50US$もしました。でもこれで、念願の三大瀑布を踏破できました。

    1/26空路ケープタウンへ行きホテル泊、翌日ペンギンコロニーなど見物後ケープポイント(喜望峰展望台)を観光して帰船しました。

  3. ウォルビスベイ→南米→南極大陸→ウシュアイア

    オプショナルツアー「南米の都市観光と南極船クルーズ21日間」に乗客18名と添乗員で出発しました。1/30ウォルビスベイで下船し、翌日空路ヨハネスブルグへ行き宿泊。

    次の日、サンパウロ経由でリオデジャネイロへ行く予定でしたが、航空会社のコンピューターが故障のためトランジットできず、急遽サンパウロ市内に宿泊する羽目に。そのため、リオデジャネイロのコパカバーナ海岸通りの絶景な高級ホテルに2泊できる予定が1泊になってしまいました

    リオデジャネイロ市内観光後、ブエノスアイレスも2日間観光して2/5ウシュアイアに到着しました。翌日、今回の旅のハイライトである南極へ出発です。

    ウシュアイア号(2,923トン)に乗船し荒海で有名なドレーク海峡を2日がかりで通過して、2/8南極海に到着しました。

    噂にたがわぬ高波に船は大揺れで、30度以上傾き、手すりにつかまっていないと立っていられませんし、ベッドからも転げ落ちそうになるほどでした。仲間の一人(男性)が腕を怪我(骨にひびが入った程度らしい)しましたが、他は無事でした。

    バオバブ街道の夕日 南極海に5日間停泊し、毎日ゾディアックという上陸用ゴムボート(9人乗り)で1~2島に上陸して遊覧・観光しました。南極半島の先端に上陸し、南極大陸に足跡をつけてきたのです。

    南極といってもこの季節は夏で、気温は±5℃とあまり寒くは感じませんでした。

    80℃位の温泉が湧き出ている島があり、海へ流れ込む付近で海水浴ができたのですが、南極で海水浴私は、事前の調査不足で水着を持って行かなかったため泳ぐことができませんでした。残念。

    澄んだ青・藍の海と空、白く彩られた氷雪の世界、大自然と動物に会えて大いに感動しました。「来た、見た、感じた!」これです。

    帰路はまたドレーク海峡で揺られながらウシュアイアに戻ってきました。ここで3日間滞在して、山・湖へのトレッキングや博物館巡り、観光列車「世界の果て号」に乗ったりと楽しんだのち本船に合流しました。

  4. イースター島
  5. 周囲数千㎞に渡って島影が見えない「絶海の孤島」イースター島へ。大型客船が着岸できる港湾施設がないため、オーシャンドリーム号は沖合に錨泊させ、8~10人乗りのテンダーボートに乗り換えて上陸します。

    モアイ像 バスで島を一周しましたが、何といってもこの島の象徴は、約1,000体もある「モアイ像」です。大きいものは高さ20m、重さ90トンもあり、誰が何のために造ったのか、どうやって運んだのか未だ謎とされています。

    中でも最も有名なのは15体ものモアイ像が並ぶ「アフ・トンガリキ」です。これらが発見された時は、いずれも倒されたまま散らばっていたとされていましたが、1990年日本のクレーン会社である(株)タダノによって復元されました。いい話です。

     

    モアイ像の他この島は、青い空、濃紺の海、それに真っ白な砂浜という絶景のポイントもありました。

...次ページに続く

contents
前ページへ
次ページへ