金井孜夫
“仙台、仙台、なつかしや”で終わる愛唱歌をご存知と思う。『ミス・仙台』、一部の方は『仙台小唄』として記憶している歌である。
過日の三水会において堀尾君から、この歌の歌詞や背景等が詳述されている本:石澤友隆著「流行歌『ミス・仙台』〜郷土・仙台の近現代史散歩〜」(河北新報出版センター)が紹介された。席上、皆から、この歌詞・楽譜のコピーが欲しいとの要望があり、僭越ながら筆者がここに転載する次第です。
この歌の制作・発売は日本コロンビアから4回(歌手は3人)あって、@(初版)二葉あき子(昭和11年、二・二六事件のあった年)、A(復刻版)同じく二葉あき子(戦後の昭和26年)、B二代目コロンビア・ローズ(昭和37年)、C島倉千代子(昭和49年)となっている。他に、すがいかよ、美波京子、仙台出身の青葉笙子が歌っている由。以下の歌詞と楽譜は初版のもの。
新民謡 「ミス・仙台」
西條 八十 作詞
古関 祐而 作曲
奥山 貞吉 編曲
唄 二葉あき子
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森の都の花乙女
月に棹さす廣瀬川
若きひと夜の戀ごころ
仙臺、仙臺、なつかしや。
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夏の祭は七夕に
星も逢瀬の笹の露
君と歩みし想ひ出や
仙臺、仙臺、なつかしや。
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青葉城下に秋立てば
ネオン色めく一番町
三味の音いろも泣きぬれて
仙臺、仙臺、なつかしや。
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戀も涙も想ひ出も
雪に埋もるる北の国
枝垂櫻の春を待つ
仙臺、仙臺、なつかしや。

楽譜を鮮明に見たい方は、楽譜をクリックして大きな画像でご覧下さい。
上記著書によると、