カナダ旅行で思ったこと

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カナダ旅行で思ったこと

堀尾 公亮

平成13年5月22日から8日間,大自然を満喫すべく,愚妻を連れて待望のカナダ横断旅行のツアーに参加した。成田―トロント間約12時間のフライトはヘビースモーカーの小生にとってはまさに地獄であった。

先ず初日はナイアガラの滝観光であったが,快晴に恵まれて,アメリカ滝カナダ滝を一望に眺めることができて壮観であった。26年前アメリカ出張の折立ち寄ったときは2月で霧に囲まれて全体がよく見えなかったが,今回は霧の乙女号にも乗って滝のすぐ近くまで行った。何しろ1分間に流れる水量が東京都の水道水の1年分に相当すると聞いて驚いた。

このように水資源が豊富なので,電力もランニングコストがほとんどかからない水力が主である。その結果小生が出光の苫小牧の製油所に勤務していた頃隣接する日軽金のアルミ精錬工場は、石油による火力発電により建設当初原油価格が2$/バーレルであったものが、第一次,第二次オイルショックにより10倍以上に跳ね上がって、とうていカナダには太刀打ちできず、アルミサッシの加工工場になったいきさつがある。

翌5月24日には,カルガリーに飛んでカナデアンロッキーの起点バンフに二泊した。

ここでも快晴に恵まれて,バンフからコロンビア大氷原まで約300kmの間、神々しくそびえる雪をかぶった山々に感動した。あちこちに点在する氷河も地球温暖化のため年々少しずつ後退しているとのこと,考えさせられる問題である。

5月26日には、バンクーバーに飛びそこを拠点にさらに南の古い英国風の町ビクトリアにフェリーで渡り小生の目的の一つであった,ブッチャーズガーデンを見学した。

そこは昔セメント原料の石灰石を掘った跡地に花を植え,ちょうど日比谷公園の20倍ほどの敷地に庭師が50名も入って,年間を通して季節の花が植えられていた。

小生が行ったときも石楠花の花やチューリップ,フジの花などが満開であった。オーナーのブッチャー氏も特に日本庭園がお気に入りで,客を招くときも先ず飛行艇で湾内に着桟して日本庭園を案内するそうです。

 

カナダ旅行で感じたことは,平均所得が日本の6〜7割しかないにもかかわらず物価も安く裕福な生活をしていて,税金も日本より格段に高いにもかかわらず,義務教育や医療費が無料であったり社会福祉が充実しているのであまり文句は出ないとのことであった。

オプショナルツアーでいっしょになった日本人ガイド兼運転手も大阪出身の人間であったが夏の間仕事をして冬は失業保険で充分食って行け又夏には元の観光会社に再雇用してもらい,個人生活を楽しめるのでカナダに永住するのだといっていた。

資源といえば人的資源しかない日本人はあくせく働かざるを得ないのかちょっぴりうらやましい感じがした次第である。

 

蛇足ながら前回の小生のレポート(花ずくり…)に関してはお前のイメージにぜんぜん合わないという各方面からの声が聞かれるので証拠として実際に花に水遣りをしているところの写真1枚添えておくことにする。

以上