表題

(3)帰路、費用、注意点その他

ノーサン

<帰路>

この後、タヒチ、サモアで潜水体験や観光し、硫黄島の近くを通って帰港したのですが、最終寄港地を出た後に急病人が二人発生し、急遽タヒチへ引き返すことになりました。米軍のヘリコプターで運ばれて行きました。

このために一日の遅れが生じ3/31横浜港到着の予定が4/1神戸港へ帰港となってしまいました。

横浜下船予定者には、神戸港から横浜駅経由で横浜港までのバスを運行するとの通知がありました。一部乗客から不満が噴出し、「説明会を開け」、「補償せよ」など抗議の声があがりましたが、結局は何もなしでした。

私達は、3/31横浜着なら日曜日でもあり、息子と孫が迎えに来てくれることになっており、荷物も一緒に自宅まで送ってもらえる予定だったので大変ガッカリしました。

また、バスで7~8時間もかかって横浜で降ろされてもしんどいので、新神戸から新幹線で帰ることにしました。そのせいで新幹線代と荷物輸送費(約6万円)の余計な出費をさせられました。


<費用>

二人分の費用は、概算で次のとおりです。

旅行代金(船室代金) 626万円
オプショナルツアー代(南極含む) 443万円
保険・その他費用 38万円
船内で買い物及び飲み物代 23万円
お土産代、飲食代等 40万円
合計 1,170万円

合計 1,170万円はかなりの出費でした。


<注意点その他>

オーシャンドリーム号(35,265トン)の船体に SDGs(持続可能な開発目標)と ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のロゴマークを描き、ピースボートは、国際NGOとして世界平和を目指した色々な活動をやっています。

これらは若者を中心としてこの運動に賛同する人たちによって推進されており、一般乗客は純粋に船旅を楽しもうという人々が大半です。特定の政治・宗教活動やイデオロギー臭は全く感じませんでした。

豪華客船のような堅苦しいドレスコードもなく、エンターテインメントも受身形でなく気軽に自由参加型の催し物が主流です。できれば趣味・特技を有し、積極的に人と交流ができるタイプの人が乗客としては最適だと思います。

私自身は、このようなタイプではありませんが大いに楽しめました。特に、隣室のご夫妻と囲碁を通じて親しくなった人達とは終盤の一か月間は毎晩バー・居酒屋で飲んだり、ダンスホールで酔った勢いで滅茶苦茶ダンスをしたりで大変盛り上がりました。

どの旅でも言えることですが、行く先・寄港地の観光情報をよく調べておくべきでした。

出発前にオーバーランドツアーの募集があったので調査不十分のまま全ての寄港地のツアーに申し込んだのですが、中には高額の割につまらないものがあり、自由行動にしたほうが良かったと思うものがいくつかありました。

「乗客が1,000人もいて、こんなに年寄りが多いと3か月の間に一人や二人の死人が出てもおかしくないし、病気・怪我で6~7人が下船して帰国する人がいますよ」と或るリピーターの人が言っていました。

事実3か月の航海中に推定8人ほど途中で帰国したと思われます。事務局からはこれに関するお知らせは一切なく、目撃者から伝わる噂話で知るだけでした。

幸い我々には何事もなかったですが、不測の事態に備えて保険にはちゃんと入っておくべきだと思います。

オーシャンドリーム号は、1981年建造でかなり老朽化してきたので、新たに環境に配慮したエコシップ(65,000トン)を建造し、2022年に就航予定だそうです。その時まだ元気でいられたら短期ルートのクルーズを考えようかと思っています。

つい長々と駄文を連ねてしまいましたが、少しでも参考になりましたら幸いであります。

(完)

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