表題

旧年、宿泊付きの旅行が3回しか出来なかったこともあり、正月明けに行けそうな手近な温泉地をインターネットで探してみた。

外国人観光客が史上最高とのニュースに、ホテルが取れるかどうか心配したが、意外に簡単に見つかった。

今年初旅行。

1月6日(月)曇時々雨

7時半過ぎに家を出て、東京駅に行き、山中湖行きの 9:20 高速バスに乗る。途中、車中で時々雨が降るのを見る。2時間半超の乗車で、終点旭が丘バスターミナル到着。

今回のホテルは、12年前に、かみさんの姉を連れ3人で旅行したときと同じホテル。ただし、外資が入ったのか、名前に外国のホテル名が付いている。

後で分かったことだが、何と、12年前の1月6~8日の2泊3日という日程まで同じだった。

前の時は、予め予約しておくと、ホテルの送迎バスが、バス停まで迎えに来てくれた。今回は、ホテルの送迎バスの送迎発着時刻が固定されており、それに併せてバスを選ばなければならなくなっていた。送迎の場所も変わっていた。バス発着時刻との時間が合わず、タクシーを呼び、ホテルに送ってもらう。

タクシーの運転手に、前に来たときは、観光客が少なく、昼食にレストランに入ったら、閉店していると言われたと言ったら、現在も観光客は多くないという。

序でにタクシーでの観光を相談したら、1時間8千円と言う。高いなとは思ったが、雨が降ったら、歩いて観光するのは辛いし、30分も歩くと疲れる脚力なので仕方ないかなと思う。

チェックインし、ホテルのレストランで昼食を取る。ハンバーガー、¥3,000超とのメニューに驚くが、他に安いものがないので、これを注文。観光地の費用が上がっているのを実感。

ハンバーガー2つを注文したつもりだったが、ウェイトレスが、勘違いをしてひとつしか持ってこなかった。しかし、かなり大きなハンバーガーだったので、ひとつを二人で分けて食べることにする。

部屋に入り、明日の予定を話し合う。クシー運転手にもらった名刺で電話し、3時間のタクシー観光を予約。

ホテルの部屋
ホテルの部屋
ダブルベッドの部屋だがかなり広い

16:00時過ぎ温泉大浴場に行く。浴場も以前とはかなり変わっていた。

18:00時 夕食。今時のホテルはこの手が多いようだが、メインの料理を注文して、サラダ、サイドディッシュ、デザート等は、数多く並べられた料理から好きなのものを好きなだけ選ぶビュフェスタイル。メインのコースは美味そうなものは追加料金が必要。食前・食中酒の値段も、グラス一杯2千円近いものが多い。

12年前は、この時期は観光季節外で、一日目は我々だけ、二日目は一組の客が来ただけであったが、今回はかなりの客がいた。外国人観光客もかなりいたが、多くは、中国人の観光客だった。

食事の後、部屋でテレビを見ながら、くつろいだ後、再び温泉大浴場に行く。

今日はバスとタクシーでホテルまで来たのだが、歩行数は 4,313歩あった。

1月7日(火)晴


富士山
富士山

朝食に食堂に向かうとき、エレベータフロアーの窓から、雲ひとつない富士山が見えた。近くで見る富士山は大きい。

食後、部屋で一服して、ホテルの送迎バスで、前日、東京から到着したバスターミナルに送ってもらい、そこで、昨日予約した観光タクシーに乗車。

忍野八海
忍野八海

まずは忍野八海に案内される。運転手のガイドで八海、すなわち、富士山湧水池8カ所を観る。外国人観光客も含めかなりの人出である。

底までみえる透明な水の中を魚がが泳いでいる。鯉だと思っていたが、運転手の説明だとニジマスだという。中に黄色一色のものがいたが、突然変異だという。

12年前に来たときは、上の写真に見えるところをぶらぶらしただけだったが、8つの池全部を案内してくれた。しかし、他の池はどうということもないものだった。池から水が流れているが、その流れの勢いにいささか驚いた。

大鳥居
北口本宮冨士浅間神社大鳥居
JTB Travel & Lifeより拝借

続いて、北口本宮冨士浅間神社を観る。世界遺産に登録されているという。

この神社が富士登山吉田口ルートの出発点になっているとのこと。

木造日本1と言われる大きな鳥居が見事。

北口本宮浅間神社浅間神社
北口本宮浅間神社浅間神社
左に見える木が樹齢1000年の冨士太郎杉

神社を挟んで、右に、根本が近い二本の桧が上部で合体している夫婦桧、左に、樹齢千年の冨士太郎杉がある。神社にお参りをする。

鐘山の滝
鐘山の滝

次いで、鐘山の滝、ワインセラー、山中湖に住み着いた白鳥、観光案内所等を見て回る。

鐘山の滝は、特段の歴史や曰く因縁があるということではなく、自然の造形の美しさを楽しむもののようだ

ワインセラーでは、ブドウ果汁100%のジュースを試飲する。これは実に美味かった。果汁のみの自然の甘さが爽やかで素晴らしい。土産に2本買う。

コブハクチョウ
コブハクチョウ
かなり大きい。人慣れしているが触ろうとするとやはり逃げる

山中湖に戻り、山中湖観光案内所に立ち寄る。さらに、山中湖に住み着いている白鳥を近くに寄って見る。白鳥がかなりいることに驚く

「住み着いている」と言うので、渡り鳥が住み着いたのかと思ったが、山中湖に白鳥の渡り鳥が来るという話を聞いた覚えがない

山中湖村のホームページを見ると次のような説明があった。

山中湖のシンボルとして、住民や観光客に親しまれているコブハクチョウ。このコブハクチョウは、1968年(昭和43年)、山口県宇部市常磐公園から導入した4羽2つがいの子孫です。村でも保護育成を行い、現在は50羽ほどが定住しています。

つまり、渡り鳥が住み着いたのではなく、動物園から譲り受けた白鳥を住み着かせたものということらしい。

しかも、公的な機関が白鳥を譲り受けたというのではなく、山中湖周辺に別荘を持っていた方が何人かで思いついたものらしい。

コブ白鳥も渡り鳥らしいが、山中湖のコブ白鳥飛べるのだろうか。飛んでいる姿は見てない。

これで、3時間のタクシー観光を終える。 結構楽しい観光であった。バスターミナルから、ホテルの送迎バスで、ホテルに戻る。

温泉大浴場に入り、その後、赤ワインを飲みながら夕食を楽しむ。

タクシー出た観光地を回ったが、8,321歩も歩いた。

1月8日(水)晴

11:00 時前にチェックアウトを済ませ、ホテルの送迎バスで東京行きバスターミナル旭が丘に行く。バス発車時刻 15:20 までの時間を富士山ミュージアム見学に使うことにする。

ふじさんミュージアム
ふじさんミュージアム
広角画面5つの画面の境界でも違和感を感じさせない画像
ふじさんミュージアム入場パンフレットより

このミュージアム、この日、客は少なく我々のみの感じ。だが、意外に楽しいミュージアムであった。天井以外の全て、つまり4面の壁と床をスクリーンとする12分のVR映画を観る。スクリーン壁の境界でも、画像にゆがみを感じさせない映写に感心する。その他の展示も楽しめた。

併設する富士山レーダードーム館の入場券も買ったのだが、時間が足りないので見学は諦め、近くの道の駅に行き、うどんを食べる。知らなかったが、富士吉田のうどんは名物らしい。腰の強いうどんであった。自称「日本一固い」そうだ。

タクシーで、旭が丘バスターミナルに戻り、東京行きバスに乗車。東京駅から電車で我が家最寄り駅に戻り、近くのデニーズで夕食。

ふじさんミュージアムを見学するだけであったが、7,398歩を歩いた。