表題
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yozo

前回の投稿 ”川柳に遊ぶ(その1)は酒に関する句から始まりました、この季節は酒が特にうまい季節と感じるので。やはり今回もそんな句が過去のNHK学園川柳倶楽部とのやりとりの記録の中からまず目についてしまいました。

紅葉

酒好きの、しょうもない癖と大目に見ていただいて、ご笑覧ください。酒を飲まない方、酒を控えておられる方は、勘弁してください。

花に酔う 錦秋に醉う 美酒に醉う

秋の宵 すだく虫の音 酒すすむ

花に醉う の花は我が家の外の公園にある桜なので、春も秋も年がら年中酒を楽しんでいる、ということですね。

酒
人類の 発明ベスト そりゃ酒だ

人類はいろいろなものを発明しましたが、その多くは武器に応用されたりして、人殺しに関わって来た感じがしています。

このところ、新聞などで核兵器関連の記事をよく目にしますが、こんなものを作り出した人類という生き物は、優れた賢い生き物なのでしょうか、それとも愚かな生き物なのでしょうか。 私には、後者だろうという感じが頭から離れません。

人類も、この大自然の中の生き物の一種に過ぎないのですから、自然に、あるがままに生きるべなのに、とついつい思っています。そんな心境で詠んだ句ですが:

野の花の 無心愛しむ 散歩道

人類が作ってしまったこの世界、自身の愚かさを自覚して、世の中を変えていく(ある意味、元に戻していく)、という動きをしないと人類の滅亡にもなりかねないのでは、と感じるのは考え過ぎでしょうかね。

この自然 人の浅知恵 壊したか

便利な世 元に戻そう 間に合うか

話が少し酒から逸れてしまいましたが、その点、酒は人の和をもたらし、唄にうたわれたり、人類に楽しみを与えるなど、最高の発明だな、と感じています。

最近は、体調に問題があって、才萩会の例会に出席していませんが、以前は才萩会だけでなく、会社(JSR株)の同期会などにも出来るだけ出席していました。そんな同期生の会に出て、詠んだ句です。

酔うほどに さん付け取れて 俺お前

同期会の句のつもりが、また酒に関する句になってしまいましたが・・・。

はげ白髪 笑顔はじける 同期会

川柳倶楽部の指導者の方から「はげ白髪 という語句は、失礼な感じがあるから避けた方が良いのでは」という助言をいただきましたが、自分自身が”はげ”なので、この助言は無視することにしました。

老人
深いシワ 道はいろいろ 喜寿の会

若いねと 互いにほめる 同期会

喜寿の会 と詠んでいるので、7~8年前の作句です。 こんな句を詠んだり推敲したりしていると、時が流れたなあー、としみじみと実感しますね。鬼籍に入った同期生も居て、我々の年代ではそのことも、いつも頭を離れませんね。

吉田善吾さんは随分早く亡くなりましたが、彼は石巻の中学、高校の1年先輩で、家も近くにあったので、随分親しく付き合ってもらった友人です。彼が中学3年生で生徒会会長だったとき、私は2年生で副会長をやっていて、二人で生徒会を背負っていた時代がありました。

逝った同期生のことを胸に思って、詠んだ句:

同期会 鬼籍の友も そこに居る

黙祷が 習いとなった 同期会

同期の友 ちらほらと散る 老いの坂

ところで、今年は蝉の声があまり聞こえないですが、皆さんのお住まいの地域では如何ですか? 気候変動の影響かなあ、などとちょっと心配な感じです。蝉が啼く時期が終わる頃、こおろぎが啼きだすので、10年ほど前に詠んだ句ですが:

こおろぎが 蝉の遺言 聞いている

こおろぎへ 後よろしくと 蝉の声

東日本大震災の後、相当の被害を受けた故郷の石巻へ帰りました。 その時に詠んだ句:

古里に 変わらぬものは 蝉の声

蝉の声もあまり聞こえませんが、そういえば赤とんぼの群れもあまり見ませんね。やはり自然が変わってしまったんでしょうかね。

戦争の 無い空とんぼ 群れて飛ぶ

話は前に戻りますが、我々人類も自然の一種、という感覚が、今後の人間社会のあり方には必要だなあ、と感じますね。

今回はこの辺にしておきます。


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