
日頃から川柳を趣味にし、日常の事々を川柳に詠んで楽しんでいます。
NHK学園の川柳倶楽部の会員になつていて、詠んだ川柳を川柳倶楽部に送つて、添削を受けたり、いろいろな催しに投句したりしています。
先頃、遠藤君から「長年楽しんでいる川柳を、近況報告がてら、才萩会のホームページで皆に紹介したらどうか」と誘われ、この作業を始めました。
川柳を始めたのは15~16年前なので、川柳倶楽部とやり取りした川柳は結構その数が多く、内容も多岐にわたつていて、改めて読み返してみると、我ながら自分の人生を振り返つてみることになり、楽しい作業でもありました。
テーマ別にまとめてみると、"孫関連のもの"、"妻関連のもの"、"酒関連のもの"、"人生関連のもの"などなど、結構多岐にわたつています。
そんな多数のなかから、気分によつて選んだ数句を以下に紹介しますので、ご笑覧ください。

猛暑の夏がやつと終わつて、秋らしい季節がやつて来ました。 この季節になるとやはり、酒好きには酒の楽しみが一段と増してくる感じがしますね。
秋風が 酒を飲めよと 誘い来るしずけさや 舌にしみ入る 茶碗酒
10年ほど前に詠んだ旬で、後の旬は松尾芭蕉が「奥の細道」に載せている俳句で "しずけさや 岩にしみいる 蝉の声"をちょつと借りた句です。
旧友の 墓前で交わす コップ酒現役時代の会社 (JSR株)の四日市時代にいつも一緒に酒を飲んでいた同僚が亡くなりました。 何度か墓参りし、その度にコップ酒を2個買っていつて、1個を墓に捧げ、墓前でチビリチビリやつてお参りしました。
古き友 以心伝心 酒すすむこの句は多分、遠藤君、I君 (学生時代の親友)と 3夫婦同伴で一杯やつた時に作った句だつたと思います。 この3夫婦の食事会 (一杯会)はいまも続いていて、私にとつては、何よりの楽しみです。
百薬の 長も過ぎれば 毒となり酒好きにとっては、いつも心に止めておかねばならないことですね。 特に高齢者になった現在にあっては、今後も長く酒を楽しむためには、必要なことだろうと肝に命じています。
話は変わりますが、私はJSR株を退社後、鍼灸の専門学校に入り、そこで出会つた中医学の師匠と御茶ノ水に中医学の鍼灸院を作り、そこで鍼灸師として80歳過ぎまで仕事をしていました。

針灸院へ電車で通勤する車内の風景が会社勤めをしていた現役の昔とは随分違った感じになっていて、時の流れというか、時代の流れというか、そんなことを感じました。
スマホ見る 君よ目を上げ 空を見よ年寄りが 立って座席は 皆スマホ
我々の若い頃は大体読書しているのが普通で、皆スマホを見てうつむいているのは異様な感じを受けました。
そんな中で、本を読んでいる娘さんが一人いました。
花一輪 スマホの群れに 本読む娘 (こ )ある時、立っていたら、西洋人らしい娘さんに席をゆずられて、びっくりするやらうれしいやら、そんな気分になったことがありました。
青い目の 乙女に席を 譲られる
最近の若者のスタイルで大きく破れたズボンを履いているのをよく見かけますね。我々の若い頃には無かったスタイルですね。若い娘さんが、破れたジーパンをはいているのを見て、一句。
ジーパンの やぶれに匂う 若い肌なお、この一句は川柳倶楽部から最高点の評価をいただいた句です。
まだまだ、いろんな句がありますが、今日はこの辺にしておきます。
