金井孜夫講師による山形大学大学院理工学研究科電子情報工学専攻の特別講義 |
工藤 喜弘
「去る平成13年11月9日(金)、山形県米沢市の山形大学工学部において、金井孜夫講師による情報工学特論(大学院理工学研究科電子情報工学専攻博士前期課程)と電子情報工学特別講義(工学部電子情報工学科)の合同の講義が行われた。六十人強の聴講学生のレポートには驚きや謝意が満ち、4時間は短過ぎたという感想もあった。」
解説(工藤 喜弘):私はあいにく留守をした(言い訳は注1)が、金井君のお話は学生(、特に、題目からみてあまり縁がないと誤解した学生、)にとっては期待以上どころか、感銘したようである。内容などは講師御本人に聴いてください。いま私の手元に集った宿題のレポートに目を通してみると中にはこの企画にまで謝意を表してある者がいて、喜びを深めている。金井先生ありがとうございます。
才萩会関係では以前に大島正孝君にお願いした。評判が良かったので昨年また(注2)お願いしたら業務多忙という理由で断られた。同慶の至りではある。大島君にお願いしたのは昭和58(1983)年まで勤務した(社)化学情報協会に在職のころ仕事上の法律の知識が必要な相談にいろいろのってもらって大いに助けられたことの延長である(当時、アメリカ大使館向いの特許事務所に御勤務)。そのころアメリカのChemical Abstracts Service から請け負った調査で大島君が推薦してくれた人が非常に良い仕事をしてくださったお陰で私が誉められたことがあった。
今回のと合わせた度重なる成功で「人選の工藤」と自慢をしてもよいような気がしてきた。私の強みは才萩会という人材プールを持っていることである。我が学生達の利益だけを考えれば私の65才の定年までできるだけ多くの方々にお願いしたいのはやまやまだが、旅費実費が払えるかどうかの予算規模なのが悩みである。
注1.(言い訳とお詫び)当日、学会発表で四国の徳島大学に出かけた。日程が重なっていることに気づいたのは2週間前というだらしなさであった。今年は5−7月に入学試験過誤の対策に忙殺され、「私用」外出禁止を申し合わせて手分けをして北海道から沖縄まで謝罪に奔走した(海外での研究発表を取り消した人もいる)。1年は解けないと思っていた禁足令が少し緩和されたころ学会発表の募集があって前後を忘れて申し込んでしまった。
金井先生、どうもすみませんでした。
注2.4年生が旧修士課程を修了するまでという意味で3年間は同じ講師を避けている(つまり、自分たちが3年以上同じ講義を反復していることを白状しているようなもの)。
以上