スイス・パリ オペラツァー(1) 旅のあらまし

金子忠次

”予告編”などという余計なものを書いてしまったため、大きなプレッシャーになってしまった。やっと写真の整理のメドがついたので、意を決して少しずつまた駄文を書き始めることにした。

今回の旅の行き先はスイスとパリ。
福岡からソウル(インチョン)経由でまずチューリッヒに着いた。チューリッヒには3泊したがこの間オプショナルツァーでルツェルンを往復した。その後ベルン(泊)→ローザンヌ→ジュネーブ(泊)とスイスを東から西に縦断した形になった。
この間は専用バスで移動。ジュネーブからフランスに入り、鉄道(TGV いわゆる新幹線)でパリに行った。パリに2泊し帰りは再びソウル経由で福岡へ、という9日間のオペラツァーであった。

飛行機による移動を除くと現地に7泊したことになる。ソウルからチューリッヒまでの飛行時間は11時間、いつものことながら、この時間はつらい。特に往きは座席がTV付きでなかったため、退屈で困った。長距離便はTV付きに限る。

見たオペラは”予告編”に書いた通りである。全部で6つ見た(6夜連続!)ことになるが、今回はマイナーな(あまりポピュラーでない)オペラが多く、全部が全部「感激」というわけにはいかなかった。3つはタイトルさえ今回初めて聞いたものであった。モダンな奇抜な演出もあった。詳細は夫々の場面で・・・

しかし、訪れたスイスの各都市はいずれも非常に美しい町ばかりだったし、2,000mの山の上からやや遠目ながらアルプスの大パノラマも目にすることができたし、観光的には大変楽しい旅だった。

観光という点では、パリは言わずもがな、である。美術館めぐりを楽しんだ。

メンバーは15人、何れもこのツァーの常連、趣味を同じくする気のおけない仲間ならではの実に楽しい旅だった。今回も夢紀行だったことは確かである。