2003年5月20日付『東北大學生新聞』に掲載された、奥脇昭嗣君が学生記者のインタビューに答える形で「環境科学」について語った記事を、大島正孝君から見せてもらった。各位にもご紹介したく、ご本人の了解の下、その一部をここに転載させてもらう。
近年の大量生産・大量消費という人間活動は、いろいろな新技術や新物質を生み出し、私たちの生活を便利で快適なものにしてきた。しかしその一方で、自然界の生産・再生・処理能力をはるかに上回る資源・エネルギー消費と大量の廃棄物の発生をもたらし、自然環境の破壊、地球温暖化、生態の破壊、都市や社会の荒廃などの地球規模の環境問題を引き起こしている。
「環境」問題への取り組みが、我が国の科学技術基本計画においても最重要分野の一つとなっているなかで、本年新設された環境科学研究科の奥脇昭嗣 研究科長に、研究科の特徴と、私たちのとるべき姿勢を聞いた。
文理融合で環境を考える