鮎川君と北九州に遊ぶ

金井孜夫

この(2008年)4月初旬、福岡在住の鮎川君と、それぞれの伴侶同伴で、好天の下、北九州を巡った。ルートは、福岡空港着→太宰府→鮎川君宅泊→阿蘇山→武雄温泉泊→有田→名護屋城跡→呼子(よぶこ)漁港→福岡空港発羽田着の2泊3日の旅であった。

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太宰府天満宮で菅原道真の孤独を思い、大宰府政庁跡(都府楼跡)へ。広大な敷地に今も残る礎石の数と大きさから、九州全体を治めた、往時の壮大な組織と建物が脳裏をかすめ、圧倒された。満開の桜が一段と趣を添えていた。

 
大宰府政庁跡と礎石
 

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阿蘇山火口は寒かった。草千里はまだ枯れ芝の状態。若草の芽吹を促す山焼きが終わったばかりの外輪山上からの眺望は雄大であった。阿蘇みつばち牧場の柚子味ハチミツを自宅への土産とした。

 
寒風の阿蘇山火口
 

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ひなびた武雄温泉の湯はアルカリ性源泉掛け流しで、お肌つやつや。ご夫人方に好評であった。


武雄温泉のホテルで朝のコーヒー
 

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有田は、陶磁器の里。この道の通である鮎川君の薀蓄に感服しながら、柿右衛門窯、源右衛門窯を見学する。皇室御用達の深川製磁では、気に入った陶磁器セット一式を手に入れることが出来た。


柿右衛門窯の展示室
 

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対馬が遠望出来る名護屋城跡には感動すら覚えた。予想を超える石垣の壮大さから、往時全国から呼び集めた160余の大名を眼下に配備し、朝鮮半島、明国への出兵を企図した豊臣秀吉の権力と財力が偲ばれた。

 
名護屋城跡
 

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玄界灘に面した呼子漁港で、名物のイカの活造りを味わった。ピチピチこりこりと甘く、美味であった。

 
呼子のイカの活造り
 

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今回の旅行は、4年前の手術後初めての遠出であった。ガイド、ドライバー、カメラマンと大活躍の鮎川君のお陰で、充実の3日間を堪能させてもらった。謝々。

以上