表題
アカナイ

サカタン君の時宜を得た「マスクで考えたこと」を、納得しながら拝読しました。

マスクについては諸説ありますが、最近、東レ医薬・医療部門で一緒に仕事をしていたその方面の識者から、新型コロナウイルスに関する「マスクの有用性」と「マスクの再利用」について論理的な見解をもらいましたので、本人の了解を得てご紹介します。 マスク

“ピンピンコロリ”は理想ですが、“ピンピンコロナ”はごめんです。コロナ禍を乗り切るための参考にしていただければ幸いです。文献も提示してあります。

なお、宣伝っぽくて恐縮ですが、東レは、コロナ禍対応として、マスク用不織布の増産と医療用防護服の生産を計画しています。

100年以上前の写真
1918年に撮影された米国シアトルの警察官たち
スペイン風邪が蔓延していたため全員マスクを着けている
(Wikipediaより)
100も前にもこういう事があった

以下、彼の見解です。

  1. マスクの有用性

  2. 現象論としては、マスクをしていなかった国やマスクを馬鹿にしていた国(欧米)の感染率、重症化率、死亡率が高いです。

    日本人でもマスクをしない海外旅行者、クラブ・バー・酒場の客、飲み会、若者の感染が増えています。

    当初マスクは無用としていたWHOも欧米行政当局も最近、急に見直しています。

    科学誌「サイエンス」にも次の論文があり、新型コロナを予防するのにマスクをしないのは「大きな間違いである」と言っています。

    今でも、マスクは感染を受けるのはあまり防げないと公言する人が多いのですが、マスクが咳エチケットなど感染者側でなく、健常者側の受動感染も防ぐことが最近分かってきています。

    科学的にも合理的です。エアロゾルを含む微小パーティクルを66-75%はブロックできることが示されています。

    下記によると、布マスクの微小パーティクル防護率は約66%です。使い捨てなどの75%と大して変わらず、効果ありとの実験結果があります。下記をご覧ください。

  3. マスクの再利用

  4. 使い捨てマスクは電子レンジで殺菌、殺ウイルスして再利用できます(在庫が少ない方用)。

    下記の文献があります。遺伝子断片は残るが、感染性は電子レンジ5-20秒でなくなると書いてあります(時間はウイルスによる)。

    なお、電子レンジは機種により空焚き防止機能がついていますから、水分がなくて、ある時間経つと電磁波は切れるようですからご注意ください。

    殆どのマスクのノーズフィットはポリオレフィンで金属ではありません。

    筆者はサランラップに包んで、念のため、30秒x2回ほどかけています。汚れてなければずっと使えます。下記をお読みの上、自己責任で実行してください。

    以上

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