阿部 進
この1年を振り返り、現在のこと、これからの生活に思いを巡らせてみる・・・・・
|
マイペースの生活
去る2月末でサラリーマンを終え、朝、目が覚めた時がその日の始まりという“マイペースの生活”に入っている。
|
|
歌
-
男性コーラス
5年前の11月初旬に友人と銀座8丁目の或る“ピアノバー”に行ったのがハーゲン・コールという男性コーラス団にかかわるきっかけとなった。
それから5年、月に2回の練習と年に1回の発表会に精を出している。
現在の団員は13名であり、ピアノバーのマスター、会計事務所や薬局を自営している人、大学の講師、サラリーマン及びマイペース生活者などさまざまな集団。13名が4つのパート(トップテナー、セカンドテナー、バリトン、ベース)にわかれて、楽器による伴奏なしのコーラス(いわゆる“アカペラ”)を楽しんでいる。ちなみに、小生はセカンドテナーのグループ。
練習は、第2土曜と第4日曜の14時から3時間、ピアノバーで行い、その後、2次会に流れることが多い。
去る10月6日、小生にとっては4回目の発表会(客席はフリードリンクであり、歌う方もビールで乾杯することから“飲唱会”といっている)があった。
4回目にして、ようやく、男性コーラスの面白さが解りかけてきたようだ。
当日のメニューは次の通リ。
|
[世界の歌を集めて](無伴奏):フィンランディア、愛の讃歌、大きな古時計、…… |
|
[男声合唱の名曲](無伴奏):婆やのお家、最上川舟歌、ふるさと、 |
|
[P0PS](ピアノ伴奏):Sing
Along 、サンライズサンセット、雨に濡れても、…… |
|
[アンコール他](一部伴奏あり):Can’t Help Falling In Love、里の秋、遥かな友に、…… |
|
[賛助出演](鈴木正男氏によるクラリネット演奏):鈴懸けの径、可愛い花、……
|
ポピュラー・ヴォーカル教室
発声訓練のため、今年の5月から、毎週水曜日の夜、近くの文化センターの「ポピュラー・ヴォーカル教室」に通っている。この教室は、歯切れの良い女性の先生と老若男女38名の受講生で構成されている。
最初の30〜40分は発声練習があり、その後、1時間程度、ピアノ伴奏やカラオケテープにより、懐かしい歌や最近の歌を全員で一緒に練習している。
この6ヶ月で習った歌は、ミッドナイト・デジャブ、魅惑のワルツ、ワダツミの木、イパネマの娘、桜景(オーケー)、 Beyond
the Leaf、イムジン河、大きな古時計、眠れぬ夜は君のせい、ニューヨークの秋など10曲を数えた。
2ヶ月に1度の頻度で懇親会があるのも楽しみのひとつである。名前と顔が合うようになってきた。
毎年、春には発表会があるようだ。
CS21うたごえ空間
気軽に歌を楽しむため、 毎月1回、四ッ谷で行われているNPO法人CS(コミュニケーション・スクエア)21主催の「CS21うたごえ空間」に、今年の5月から参加している。この会は、シニア世代の“手作りの歌の会”で、いわば歌声喫茶のようなもの。中休みには、果物や茶菓子がでる。
毎回、30名ぐらいの中高年者が集まり、素人のおじさんが伴奏する、アコーデオンやギターに合わせて、歌声の店“ともしび”の歌集を中心に、20曲程度を歌う。
ちなみに、9月21日は、学生時代、贈る言葉、小さい秋見つけた、山のロザリア、琵琶湖就航の歌、川の流れのように、いい日旅立ち、……など、21曲を合唱した。
|
|
絵
|
-
水彩画
透明感のある水彩画に引かれ、日本美術教育センターが主催している、通信添削による「水彩画講座」に、昨年1月から取り組み、今年の6月に、12の課題を修了した。
通信講座の受講生と修了生を対象に、同センターの系列である(財)日本通信美術学園が主催する絵画展があることを知り、応募することにした。
今年の4月に訪れた弘前城を題材に「弘前城の春」という標題の水彩画を描き、提出したところ、11月20日〜24日の間、池袋サンシャインシティのワールドインポートマートで開催される「第3回日美絵画展」で展示してくれることになった。
応募した絵は写真の通りであり、小生にとっては初めての作品である。
-
水彩色鉛筆画教室
絵の基礎であるデッサン力向上のため、今年の5月から、月に2回、近くの文化センターの「水彩色鉛筆画教室」に通っている。この教室は、講評が鋭い
女性の先生と11名の受講生で構成されており、おじさんは3名。
毎回、課題が与えられ、1時間、デッサンに取り組み、その後、30分間、前回の宿題への講評がある。ほとんどの場合、教室ではデッサンが終わらずに持ち帰りの宿題となる。自宅でデッサンを終え、水彩色鉛筆で彩色後、水筆で仕上げる。出来上がりは、水彩絵具で描いた水彩画とほぼ同じ。
|
今までの主な課題は、石、野菜(人参とピーマン)と紙コップ、卵やトマトなど丸いもの6点、半開きの角封筒に入れた珊瑚、洋梨、……など。
8月の夏休みには宿題があり、今年の7月に訪ねたミラノのスフォルツエスコ城とフィレンツエ市街の風景画を、それぞれ、水彩絵具で描いた。
|
|
|
文化講座
-
自悠大学
昨年9月から今年2月までの間、60歳以上の江東区民を対象にした「江東区自悠大学」で平成13年度の文化講座を聴講した。その内容は、源氏物語(須磨、明石)、暮らしの法律、芭蕉の旅(人生)、…… などの11講座であった。
去る7月に、平成14年度の受講生の募集があったので、申し込んだところ、応募者多数のため抽選となり、小生は、落選であった。
救済措置として聴講生制度があり、19講座のうち5つだけ聴講できるので、高齢者の法律相談、芭蕉忍者説、気軽にできる健康法……などの5講座を受講することにした。
-
松尾芭蕉
小生は芭蕉の「奥の細道」に関心を持ち、いずれ、ゆかりの地の主なところを訪ねようと思っており、関連情報の収集を行っている。
-
芭蕉俳句鑑賞
今年の5月〜7月の5日間、江東区教育委員会主催の文学講習会“季節の中の芭蕉”を受講した。俳句の味わい方や四季おりおりの芭蕉の俳句について、興味深い解説があった。
-
芭蕉忌講演会
芭蕉は1694年(元禄7年)10月12日に51歳で没した。毎年、命日の頃に江東区芭蕉記念館で芭蕉を偲ぶ講演会が催される。
今年は、10月13日に“芭蕉の転機”という演題で、芭蕉の虚像と実像、生誕から芭蕉庵まで、旅のはじまり「野ざらし紀行」、および晩年の10年間と死について講演があった。
|
|
海外旅行.....イタリア・ギリシャ旅行
今年の7月1日〜10日の間、イタリアとギリシャへ家内と旅行した。
イタリアでは、ミラノ、ベニス、フィレンツエ、ローマを訪ねて6泊し、ギリシャでは、アテネで2泊した。
-
鞄本旅行主催のパック旅行に参加した。メンバーは参加者31名と女性添乗員1名の総勢32名。11組の新婚旅行者とその他に区分でき、その他9名のうち男性は小生のみ。ラブラブのハネムーナーと女性に囲まれるという結構なメンバー構成であった。
-
ミラノでは、ゴシック建築の最高傑作といわれる大聖堂(ドゥオモ)が圧巻だった。内部見学の後、エレベータでドゥオモの屋上へ登り、ミラノの市街を眺めた。地下鉄の切符を購入するのに手間取ったのも思い出の一つである。
-
ベニスでは、ゴンドラで遊覧した。途中、すれ違ったゴンドラからカンツオーネが聞こえてきたりして、いい雰囲気に浸ることができた。
-
フィレンツエでは、小高い丘の上にあるミケランジェロ広場からフィレンツエ市街を一望した。お目当てのウフィッツイ美術館でボッティチェッリ作の「春」や「ヴィーナスの誕生」などの鑑賞を期待していたが、あいにく、当日は、職員のストライキによる休館のため、鑑賞できなかった。
-
ローマでは、世界最大の博物館であるヴァチカン博物館を訪ねた。ピオ・クレメンティーノ美術館、ラファエロの間、システィーナ礼拝堂などで主要な作品を鑑賞した。特に、システィーナ礼拝堂ではミケランジェロによる創世記を主題とした「天井画」と「最後の審判」に圧倒された。
カトリック教の総本山であるヴァチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の内部を見学した後、エレベータで大聖堂の屋上(クーポラ)へ登り、サン・ピエトロ広場やローマ市街を眺めた。
初心者らしく、トレビの泉やスペイン階段も訪ねた。
-
アテネでは、第1回オリンピックが行われたオリンピック・スタジアムや古代ギリシアのシンボルであるアクロポリスの丘に建つパルテノン神殿を訪ねた。
エーゲ海のミニクルーズがあり、ポロス島、イドラ島およびエギナ島を巡る、1日の船旅を楽しんだ。
写真は、めずらしく虹がかかったエギナ島のスナップ。
|
|
国内旅行
-
山形旅行
昨年10月29日と30日の2日間、家内と山形へ旅行した。
この旅行は、行程の中に、最上川や山寺が含まれており、芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地を訪ねる最初の旅となった。
-
近畿日本ツーリスト且蜊テのパック旅行「紅に染まる最上川舟下りと鳴子峡、羽黒山・山寺の紅葉と温海温泉」に参加した。メンバーは、参加者34名 添乗員1名の総勢35名(うち、男性は8名)。
-
初日、東京発の東北新幹線で仙台へ行き、仙台駅からはバスで移動。鳴子峡を散策して、見頃の紅葉を観賞した。川辺の紅葉を見ながら、最上川の舟下りの途中、威勢の良い船頭さんが真室川音頭、最上川船唄、花笠音頭を聞かせてくれた。特に、最上川船唄は、日本語バージョンと山形訛りの英語バージョンの両方で歌ってくれた。初日の万歩計は8,900歩。
-
2日目、温海温泉からバスで羽黒山へ行き、徒歩で五重塔と三神合祭殿を参拝した。その後、山寺へ移動して、約1,100段の石段を登り降りして、立石寺の奥の院を往復した。山形からは山形新幹線で東京へ戻った。
2日目の万歩計は12,000歩。
-
角館・弘前旅行
今年の4月18日〜20日の間、水彩画に向く風景を求めて、角館と弘前へ家内と出かけた。
-
樺ゥ日旅行会主催のパック旅行「みちのく花紀行…春爛漫の城下町“角館と弘前”の桜」に参加した。メンバーは、参加者41名と添乗員1名の総勢42名。(うち、男性は10名)
-
1日目、東京発の東北新幹線で盛岡へ行き、盛岡駅からはバスで移動。盛岡で石割桜を眺めた後、角館へ。ここで、ハプニングが起こった。田沢湖付近を旅行中のはずの金井ご夫妻がひょっこり角館に出現し、しばしの会話を楽しんだ。(「語っぺし」[18]と[20]参照)。角館では、400本余りのしだれ桜が咲き誇る武家屋敷と檜木内川堤2kmにわたるソメイヨシノの桜並木を散策。秋田泊。万歩計は12,000歩。
-
2日目、桜の千秋公園を散策後、井川町の日本国花苑、二ツ井町の「きみまち坂」を経て、青森に入り、弘前公園で各種5,000本の桜を堪能した。
青森泊。万歩計は13,500歩。
-
3日目、金木町の芳野公園で観桜後、太宰治記念館を見学した。東北道で盛岡駅へ行き、盛岡からは東北新幹線で東京へ戻った。万歩計は8,000歩。
|
|
運動
-
ラジオ体操:毎朝、録音テープで。
-
散歩:春秋の晴れた日に。
晴海トリトン、日比谷公園、木場公園、浅草、皇居東御苑、銀座、
北の丸公園、清澄庭園、浜離宮、……
-
水泳:今年からプールへ。まだ、数回。
-
ゴルフ:年に数回。
|
2002年10月記 |